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自然破壊と感染症、議論深まるか COP15、11日開幕

2021年10月9日 05時00分 (10月9日 05時01分更新)
9月23日に、北京の中国政府生態環境省で開かれたCOP15についての会見で、「愛知目標を教訓に長期目標を策定する」と展望を語る崔書紅・自然生態保護局長(左から2人目)ら=坪井千隼撮影

9月23日に、北京の中国政府生態環境省で開かれたCOP15についての会見で、「愛知目標を教訓に長期目標を策定する」と展望を語る崔書紅・自然生態保護局長(左から2人目)ら=坪井千隼撮影

  • 9月23日に、北京の中国政府生態環境省で開かれたCOP15についての会見で、「愛知目標を教訓に長期目標を策定する」と展望を語る崔書紅・自然生態保護局長(左から2人目)ら=坪井千隼撮影
  • COP10の閉会を宣言し、木づちを掲げる松本環境相(当時)。右端はジョグラフ事務局長(同)=2010年10月、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で
 自然と人間との共生を討議する国連の「生物多様性条約第十五回締約国会議(COP15)」が十一日、中国雲南省昆明で開幕する。二〇一〇年に名古屋市で開かれたCOP10で採択された長期計画「愛知目標」を引き継ぐ新目標を定める。近年では生物多様性の消失が、新型コロナウイルスを含む動物由来の感染症まん延の原因、との見方が強まっている。議論がどの程度深まるか、注目される。 (中国総局・坪井千隼)

■未達成

 「生物多様性の喪失は、人類が直面する重大な問題だ」。中国生態環境省の崔書紅(さいしょこう)・自然生態保護局長は九月二十三日の記者会見で指摘。その上で「COP15では愛知目標を教訓に長期目標を策定する」と強調した。
 COP15は昨年の開催予定だったが、コロナ禍で延期となり、今年十月と来年四〜五月の二部構成に。第一部は、インターネット会議を中心に十一〜十五日の日程で行う。
 国連の生物多様性条約事務局が昨年公表した評価報告書によると、愛知目標の二十項目のうち、一部達成と評価されたのは六項目にとどまる。「森林などの損失速度を半減」など十四項目は達成できていない。
 新目標は「陸地、海洋の三割を保護区とする」...

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