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校舎や風景 アプリで描く デジタル端末使い写生会

2021年10月9日 05時00分 (10月9日 10時22分更新)
デジタル端末を使って絵を描く児童=金沢市夕日寺小で

デジタル端末を使って絵を描く児童=金沢市夕日寺小で

  • デジタル端末を使って絵を描く児童=金沢市夕日寺小で
  • 児童がデジタル端末を使って描いた絵=金沢市夕日寺小で

金沢・夕日寺小児童

 金沢市の情報通信技術(ICT)モデル校となっている市夕日寺小学校で八日、デジタル端末を使った写生会があった。国の「GIGA(ギガ)スクール構想」に合わせ、今年四月から同校にはデジタル端末を児童一人に一台配布。児童は端末で撮影した写真にアプリを使って上からなぞるようにして、慣れ親しんだ校舎や学校から見える風景を描いた。 (郷司駿成)
 「いろんな色があっていい」「間違えても消せる」。児童は絵を描きながらデジタル端末を使う利点をこう話す。同校は新型コロナウイルス感染拡大で学校行事が減る中、児童に何か心に残る思い出をつくってもらいたいと写生会を企画。写生会は全学年で実施したが、五、六年生だけがデジタル端末を使用した。
 五年生は学校から見える好きな景色、六年生は最終学年のため愛着のある校舎を題材にした。児童はまず絵を描くために写真をデジタル端末で撮影。端末に内蔵されているアプリを使って、写真の上からなぞるようにして描き、完成したら写真を画面上で消すと絵だけが浮かび上がる。アプリでは色を細かく設定でき、筆先も自由自在。ペンや万年筆、チョークなどがあり、好きな質感で描くことができる。
 五年生の古永光希さん(11)は学校の敷地内にあるビオトープを描いた。「木が生えていて葉を一つ見ても色が違う」と話し、五色ほどを使って植物の生き生きとした様子を表現した。
 制作に熱中していた六年生の東柚希(あずまゆずき)さん(11)は八日中に完成が間に合わず「土日の宿題になりそう」と笑い、「写真をなぞるから自分で描くよりうまく描ける」と話した。また、六年間の思い出を「遊具でたくさん遊んだ。学校は楽しい場所だった」と振り返った。
 的場茂樹校長は「端末を多用的に使いたかった。国語など四教科以外で使うのは全国的にもめずらしい取り組みだと思う」と語った。

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