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WBOフライ級王者・中谷潤人、次なる目標『PFP目指す』井上尚弥を意識「ラスベガスでメイン」

2021年10月7日 20時22分

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サンドバッグで汗を流す中谷潤人

サンドバッグで汗を流す中谷潤人

 ボクシングWBOフライ級王者の中谷潤人(23)=M・T=が7日、相模原市の所属ジムで練習。9月10日に米アリゾナ州で行われた初防衛戦で2階級制覇を狙っていたアンヘル・アコスタ(30)=プエルトリコ=と対戦し、鼻骨骨折による4回TKO勝利。圧勝劇で最高の米国デビュー戦を飾った23歳は、WBA・IBF統一王者の井上尚弥(28)に続くパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級最強)を次なる目標に掲げた。
 帰国から2週間の隔離を終えての練習再開から1週間。サンドバッグをたたく中谷の目には早くも闘志がのぞいていた。米国デビュー戦を圧勝で終え、次なる高い目標ができたからだ。
 「試合を終えてルディ(エルナンデス、チーフトレーナー)から『PFPを目指そう』と言われたんです。軽量級だし、それまでは考えたこともなかったけど、他団体王者との統一戦のようなビッグマッチを次々にやっていけばあり得ると。僕としても気合入ります」
 PFPは、主要メディアが全階級を通じた最強ランキングを発表するもの。最も権威のある米専門誌リング(電子版)の歴代1位はタイソン(米国)、パッキャオ(フィリピン)、メイウェザー(米国)らスーパースターぞろい。日本人では、9月まで2位だった井上尚弥(現3位)が史上最高位。中谷もそこを目標に据えていた。
 井上尚弥を意識する部分は以前からあった。試合直前、プエルトリコメディアからのインタビューでも「井上尚弥さんのように、アメリカンドリームをつかんでラスベガスでメインイベントをできるようになりたい」と口にしていた。
 もちろん、そこまでの道がまだ遠いことはよく理解している。「9月の試合ではアメリカでアピールしようという気持ちも強くて、不用意に打ち合ってパンチをもらう場面がありました。世界戦では長距離でのボクシングも見せられていない。長距離、中間距離でしっかり効かせる場面を作れるようになればPFPにもつながると思います」と、課題を次々と口にした。
 努力を惜しむつもりはない。隔離後、念願だった沖縄旅行もわずか1泊2日の弾丸日程で終えてまた練習を再開した。「練習したいんです。次の試合もできれば年内に」と笑った23歳は、全力で世界ボクシング界の頂点を目指す。

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