【富山】自宅でスズ職人気分 能作 タンブラー模様付けキット

2020年5月23日 02時00分 (5月27日 05時06分更新)

(左右)槌目付けと呼ばれる伝統工法を体験できるキット(いずれも能作提供)

◇ マスク着用時の留め具も商品化

 鋳物メーカーの能作(富山県高岡市)は、槌(つち)目付けと呼ばれる伝統的な方法でスズ製のタンブラーの模様付けを体験できるキットを開発した。新型コロナウイルスの影響で工場での製作体験の受け入れを中止しており、自宅にいながら職人気分が味わえる商品として提案していく。
 キットはタンブラー(高さ六センチ、口径七・五センチ)と樹脂カップ、ハンマーの三点セット。タンブラーの中に樹脂カップを入れた状態で、表面をハンマーでたたくと、凹凸のある独特の風合いを表現できる。

スズの軟らかさを生かしたマスクの留め具

 この他、スズの曲がる性質と抗菌性を生かし、マスク着用時の耳の痛みを防ぐ留め具も商品化した。両端を折ってマスクのひもを掛け、後頭部で固定する。ヘアアクセサリーのようなシンプルなデザインで、社員が端材を使い工夫を重ねて開発した。
 税込み価格はキットが七千七百円、マスク留め具は千三百二十円。六月から本社の店頭とオンラインショップで扱う。能作千春専務は「機能美を追究した商品を生み出すとともに、本社に足を運んでもらえなくても、能作の技術を伝えられる方法を考えていきたい」と話している。 (蓮野亜耶)

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