【石川】グッジョブ! 社内保育 「在宅勤務 集中できない」に応え

2020年5月21日 02時00分 (5月27日 05時06分更新)

社内の一室でかるたをして遊ぶ子どもたち=金沢市の計画情報研究所で

◇ 金沢の計画情報研究所

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅勤務をする会社員らの子どもの預け先が乏しいことを受け、建設コンサルタント業の計画情報研究所(金沢市)は社内保育を始めた。保育所で勤務経験のあるパート社員が子どもを預かり、社員たちは「集中して仕事ができる」と明るい表情で業務に打ち込んでいる。(蓮野亜耶)
 今月中旬、社屋を訪れると、子どもたちの笑い声が聞こえてきた。一歳半から小学二年までの四人がかるたやお手玉などで遊び、パート従業員の女性がそばで見守っていた。
 同社は、四月上旬からテレワークを始めた。一方、金沢市の保育所、幼稚園では原則として医療従事者らの子どものみを預かることにしたため、社員たちは日中の子どもの世話と仕事の両立を迫られた。
 「子どもに話しかけられるし、危険なことをしていないかを気にしながらの仕事で集中できない」。四月末、こうした社員の訴えを聞くと、安江雪菜社長はすぐに社内の一室を子どもが遊べるように整備。保育士の資格を持つ女性パート従業員に子どもの預かりを頼んだ。安江社長は二月ごろから感染拡大の影響を予想し始め、社内保育も事前に構想していたという。
 社内保育は大型連休明けの八日に始めた。利用する社員同士が日程を合わせて、週二日ほど子どもを預けている。換気や手指の消毒など感染予防にも気を配っている。
 「仕事は集中できるし、子どもも伸び伸びできているので、私自身も精神的に楽だった」。利用する社員はほっとした表情だ。
 同社は年に一度、子どもたちを会社に連れてくる機会を設けており、社員と子どもが顔なじみだったことも幸いし、社内保育の設置はスムーズだった。安江社長は「社内保育の実施は難しいと考える人も多いが、社員との信頼があればしっかり運用できる」と述べた。

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