【石川】風呂オーダー 3Dで自在 ニッコーがオンライン商談開始

2020年5月22日 02時00分 (5月27日 05時06分更新)

3D画像でバスルームのイメージを提案できるウェブサイトのシミュレーション機能(ニッコー提供)

~ 直接対面せず 詳細打ち合わせ ~

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて対面営業の自粛が広がる中、住設環境機器を手掛けるニッコー(石川県白山市)はウェブ会議システムを活用して、高級オーダーメードバスルーム「バンクチュール」のオンライン商談を始めた。3D画像によるシミュレーション機能を備えたウェブサイトや会員制アフターサービスの展開と併せて顧客満足度の向上を図る。(中平雄大)
 老舗の陶磁器メーカーとして知られる同社だが、現在は住設環境機器が売上高の約七割を占める。バスルームは二十年の実績があり、二〇一五年に立ち上げたブランド・バンクチュールは富裕層を中心とした住宅向けのほか、ホテルなどの非住宅分野で需要増を見込んでいる。
 しかし東京、大阪、名古屋にあるショールームが新型コロナの影響で休館を余儀なくされており、対面での商談が困難となっている。そこでオンライン相談窓口を開設し、三月に一新したバンクチュールのサイトを活用して営業活動を展開することとした。
 サイトではバスルームのサイズやデザインだけではなく、窓からの景色や注ぎ込む光の陰影も3D画像で提示し、生活様式に合わせた空間を提案できる。画面を共有することで、顧客はショールームに何度も足を運ばずに詳細な打ち合わせができる。
 購入後のアフターフォローも充実させる。はっ水・防カビ加工やクリーニングなどを優待価格で提供する会員制サービスを六月から本格展開する。今後はバスルーム設計のポイントや過ごし方に関する情報発信や、アメニティー関連商品を他社と協業で開発することも視野に入れている。
 バンクチュール事業部長を兼ねる三谷直輝常務(31)は「お客さんがわくわくしながらお風呂を考えるプロセス自体もサービスだと考えている。顧客満足度を上げていくことでブランドの認知度を高めていきたい」と話す。

関連キーワード

PR情報

北陸経済ニュースの最新ニュース

記事一覧