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「ニッチトップ」支援 石川県が5社採択

2021年10月7日 05時00分 (10月7日 10時14分更新)
事業採択を受け、通知書を手にする企業関係者ら=石川県庁で

事業採択を受け、通知書を手にする企業関係者ら=石川県庁で

  • 事業採択を受け、通知書を手にする企業関係者ら=石川県庁で

▽不燃集成材で特許取得 能美「中東」
▽乾燥おからで再生エネ 白山「ヤスジマ」

 石川県は六日、市場規模の小さい分野で独自の技術や製品を生み出し、国内外でシェアトップを誇る「ニッチトップ企業」の育成、支援事業として、新たに中東(能美市)やヤスジマ(白山市)など五社を採択した。「持続可能な開発目標(SDGs)」もにらんだ事業が並び、企業のさらなる成長を後押しする。
 集成材製造などの中東は、国内シェアトップを目指す育成事業で採択。中高層の木造建設で、同社は不燃薬剤をしみ込ませた木材(不燃集成材)を囲み形状にし、角材にかぶせる方法を開発。特許、二時間耐火性能の国土交通大臣認定も取得した。脱炭素社会の実現に向け、非住宅建築物の木材市場は今後も拡大する見通しで、全国への販路拡大を目指す。
 木材乾燥装置の製造販売ヤスジマは、海外展開をにらんだ支援事業で採択。二〇〇五年に豆腐などの製造工程で生じる副産物のおから乾燥機を開発。国内シェア80%を誇る。おからが大量廃棄される中国に着目。乾燥おからは燃料で再利用でき、バイオマスボイラーとセットで導入を促す。中国の展示会に出展するなどし、現地商社などに提案していく。
 このほか国内シェアトップグループを目指すネクストニッチトップ企業育成事業に、ふくべ鍛冶(能登町)、松浦電弘社(野々市市)、ラピュタインターナショナル(金沢市)を採択。谷本正憲知事は「それぞれの課題を克服し、他の追随を許さないニッチトップを目指してほしい」と激励した。県によると、県内のニッチトップ企業数は二〇年度末で九十三社。一七年度末から五十三社増えた。グローバルニッチトップ数は全国五位の九社となっている。(田嶋豊)

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