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個性生かし 臨床美術 小松の障害ある男女体験

2021年10月6日 05時00分 (10月6日 11時08分更新)
パステルで描いた絵を指でこすってリンゴの質感を表現する参加者=小松市本折町で

パステルで描いた絵を指でこすってリンゴの質感を表現する参加者=小松市本折町で

 個性や感性を生かし自由なアートを楽しんでもらおうと、「臨床美術」の教室が小松市本折町の福祉の店「夢や」であり、五感を使って描く絵を楽しみながら体験した。
 障害者通所作業所などを運営する「アルバ」(野々市市)職員でNPO法人日本臨床美術協会が認定する「臨床美術士」の野口雅恵さんが講師を務め、障害がある小松市内の男女三人に指導した。題材としたリンゴを参加者は手にし、ごつごつした形やツルツルした肌触り、重さを感じ取り、香りもかいでイメージをふくらませた。パステルを使って画用紙には果肉の色から描き込み、複数の色を重ねてリンゴの色や質感を表現していった。
 臨床美術は、絵を描いたり造形をすることで脳を活性化させる芸術療法。認知症患者のリハビリなどとして始まり、現在は一般の人にも対象が広がっている。
 参加者が熱心に取り組む様子を見ながら、企画した夢やの責任者山上由美子さんは「自由に表現することを楽しんでほしい。今後対象を広げ、それぞれに合ったプログラムで継続していきたい」と話した。(本安幸則)

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