「さくら道」植え続けた佐藤良二さんとは 出身の郡上・白鳥を歩く

2020年5月25日 02時00分 (5月27日 03時55分更新) 会員限定

旧国鉄バス名金線沿いに桜を植え続けた佐藤良二さん(左)と、協力者で運転手の佐藤高三さん

 旧国鉄バス名金線(名古屋-金沢)沿いに桜を植え続けた車掌佐藤良二さんの遺志を継ぐ「さくら道国際ネイチャーラン」(郡上市、中日新聞社など共催)が4月、新型コロナウイルスの感染拡大で中止された。愛知、岐阜、富山、石川の4県250キロを走破する大会はこれまでに26回を数え、700人ものボランティアが来春の再開を目指している。大会の象徴となった佐藤さんはどんな人物だったのか。出身地の郡上市白鳥町を歩いた。
 「良ちゃんは太平洋と日本海を桜でつなごうとしたが、理解されなかった。貧乏しながら給料で買った苗木を植えたのに、邪魔だと引き抜かれたこともある。今は美談の主人公にされているが、何ひとつ報われないまま四十七歳の若さで死んだ。本当にかわいそうだと思う」。長良川鉄道美濃白鳥駅前で民芸品店を営む遠山一男さん(91)は、一歳年下の友人だった佐藤さんを思い出すたびに胸が痛む。
 桜の植樹が始まったのは、名金線が開通した一九六六年。佐藤さんはそれまでにも福祉施設の子どもたちを御母衣(みぼろ)...

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