【J1名古屋】準々決勝の鹿島戦を思い出せ!指揮官「同じ考え方で2試合に対してアプローチするべき」
2021年10月5日 17時45分
名古屋グランパスは6日、FC東京とのルヴァン杯準決勝第1戦(豊田ス)に臨む。3日のリーグ戦広島戦(Eスタ)は0―1で敗北。マッシモ・フィッカデンティ監督(53)は「点を取らせないということ、その試合をやりきることに集中」と、もう一度無失点で切り抜ける覚悟を示した。5日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。
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準々決勝、鹿島との戦いを振り返ると、指揮官の表情が思わず緩んだ。「同じ試合をやれるということを保証されるんだったら、どこにでもサインしますよ」。
笑顔になるのも無理はない。「まず第1戦で失点をしない、そして勝つ」と臨んだホームでは、手堅く守る一方で好機を逃さず2―0。第2戦では、ゴールを奪おうと前掛かりになった相手から、逆に点を奪って2―0とした。これ以上ない試合運びの180分だった。
ただ、FC東京相手には容易でないプランだ。9月22日のリーグ戦(味スタ)では、押し込まれる場面が目立ち、辛くも引き分けをつかんだ。「Jリーグの中でもトップレベルのチーム。自分たちの力を100%出し切るということが大前提になってくる」と難敵との対戦に備える。
3日の広島戦で公式戦無敗が12で途切れたグランパス。DF金眠泰(キム・ミンテ)の負傷欠場、過密日程への対応もあり、大胆な布陣変更で臨んだが、結果的には不発に終わった。「やはり引き締めてやっていかないとああいう落とし方をするんだ、ということはチームとしては残った」と、重要なカードの直前で、苦い教訓を得た。
ホーム&アウェーで戦われる準決勝。ホームで戦う第1戦は、まずは相手にアウェーゴールを与えないことが重要となる。「鹿島相手には、点は取らせず、なるべくゴールを決めるということをやりきって、1試合目をものにできた。同じことを繰り返すためにも、同じ考え方で2試合に対してアプローチするべきかなと」。目指すは再現。原点の堅守へ立ち返り、目の前の一戦を零封する。
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