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アゴダゴ汁缶詰 うまさ凝縮 小堀さん、高砂さん(能登高)開発

2021年10月5日 05時00分 (10月5日 12時36分更新)
小堀将太郎さん(左)と高砂信章さんが開発したアゴダゴ汁の缶詰=能登高で

小堀将太郎さん(左)と高砂信章さんが開発したアゴダゴ汁の缶詰=能登高で

隠し味にいしり、全国出場へ

 高校生が地域の魚を活用した缶詰で競う全国大会「ローカルフィッシュカングランプリ」で、能登高校地域産業科二年の小堀将太郎さん(16)と高砂信章さん(16)が地元のトビウオを使って開発した「アゴダゴ汁」が、県代表に選ばれた。四日は、全国大会用の映像の収録が同校で行われた。 (上井啓太郎)
 同グランプリは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、海に関心を持ってもらおうと今年初めて企画された。能登高からは二、三年生の十一グループが応募し、小堀さんと高砂さんのペアが県内選考を勝ち残った。
 クラスメートの二人は、五月からアイデアを考え、だしを取るためによく使われるが、それ以外の活用法があまり知られていないトビウオを材料に選んだ。アジとイワシのつみれ汁をモチーフにして、トビウオの地元での呼称「アゴ」と、だんご汁の呼び方「ダゴ汁」を合わせ、アゴダゴ汁という名前も考えた。
 二人で試作し、一カ月ほどで完成。トビウオのつみれは「魚のおいしさが詰まった癖になる味」だといい、味付けには隠し味として能登地方特産の魚醬(ぎょしょう)「いしり」も入れた。つみれはフワっとした食感ではなく、若い人にも食べ応えのある肉団子のような食感にこだわったという。骨まで使い、食材廃棄を減らす工夫もした。東京での全国大会はコロナ禍のため映像での出演となり、四日には、十五日の審査で使われる紹介動画を撮影した。
 小堀さんは「自分たちが伝えたいことを伝えられるような発表ができた」と話し、「調味料の少しの量で味がだいぶ変わることがよく分かった」と開発過程を振り返った。高砂さんは「魚にもいろんな調理法があることを若い世代に知らせたい。魚離れの解消につながれば」と語った。

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