大谷翔平の今季をイチローさんが“らしく”振り返る「物差しを自らつくらなくてはならない宿命」「具体的な数字で一定の答え」
2021年10月4日 16時25分
【シアトル=共同】米大リーグ、マリナーズで会長付特別補佐を務めるイチローさん(47)が3日、エンゼルスの大谷翔平の今季活躍に言及し「中心選手として長い間プレーするには1年間、全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それが今年築けたのではないか」と意義を強調した。
自身は日本人野手初の大リーガーとして1年目から前人未到の10年連続200安打を達成した。「比較対象がないこと自体が誰も経験したことがない境地に挑んでいるすごみであり、その物差しを自らつくらなくてはならない宿命でもある。外野からの視点だが、けがなくシーズンを通して活躍した2021年は具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う」とたたえた。
投打の「二刀流」は肉体的負担が大きく、故障と隣り合わせ。イチローさんの「アスリートとしての時間は限られる。考え方はさまざまだろうが、無理はできる間にしかできない」との言葉は限られた選手にだけに許された高みを目指す後輩へのエールにも聞こえた。
今後へ。「2021年のシーズンを機に、できる限り無理をしながら、翔平にしか描けない時代を築いていってほしい」と飛躍に期待した。
おすすめ情報
-
ダルビッシュ、野球ゲームのイチローさん実装版作成に尽力を明かす 今後詳細公表へ
2022年2月23日
-
【センバツ】国学院久我山、イチローさん直伝走塁で聖地初勝利へ 上田主将「体現して恩返し」
2022年1月28日
-
退任発表のオリックス宮内オーナー「野球少年が立派に育った」イチローさんについて言及
2022年1月21日
-
【ヤクルト】高卒5年目の年俸〝イチロー超え〟村上宗隆が2億2000万円で更改
2021年12月20日