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〈大谷翔平の今季を今中慎二さんが総括〉”投手”は後半戦明らかに制球が改善 ”打撃”はトラウトの離脱が響いた

2021年10月4日 12時28分

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マリナーズ戦の初回、46号ソロを放った大谷翔平(AP)

マリナーズ戦の初回、46号ソロを放った大谷翔平(AP)

 エンゼルスの大谷翔平(27)の2021年シーズンが幕を下ろした。MVP確実と言われるまでの衝撃を残した今季。NHKの大リーグ中継で解説する、本紙評論家の今中慎二さんが二刀流の奮闘を振り返った。
   ◇   ◇
 投打とも一流の成績を残し、何よりも大きなけがをすることなく1年を終えられて良かった。158試合出場というのはすごいことだ。体が強いのだろうし、ケア、食生活など自己管理ができているからこその数字だと思う。マスコミへの対応も素晴らしいし、すべてにおいていいイメージしかない。
 投手としては9勝2敗でチームの勝ち頭。後半戦で5勝しているが、制球が良くなった。前半戦は四球が絡んで苦しむ場面が多く、その象徴とも言えるのが6月30日(日本時間7月1日)の敵地でのヤンキース戦。2安打5四死球7失点でわずか3分の2イニングで降板した試合だ。
 ただ、この試合が分岐点となり明らかに変わった。修正点を見つけたのだろう。制球が改善され安定するように。制球がいいとストライクが取れるから腕もしっかり振れるし、ボールの威力も増す。それが後半戦はできていた。
 打撃は何と言っても46本塁打。100打点、26盗塁も素晴らしい記録だ。本塁打については後半戦は打ち損じが増えて量産ペースが落ちた。疲れなどの原因もあるし、後ろを打っていたトラウトのけがによる離脱、またポストシーズンがかかる相手チームの状況もあって、大谷と無理に勝負しない場面が増えた。四球攻めにもいらだちもあったと思う。
 来年、トラウトが復活すれば勝負してもらえるようになるので、打撃は今年以上の数字を残せるのではないか。打率3割も夢ではないし、2桁勝利&2桁本塁打の達成も期待できる。課題はない。大谷が今の数字に満足せず、向上心を持っている間は大丈夫だ。あとはけがなくプレーしてほしい。(本紙評論家)

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