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新進山岳写真家が撮る静謐な自然 愛知・一宮の私設美術館で常設展

2021年10月4日 16時00分 (10月4日 16時00分更新)
『沈黙の海へ』の作品が並ぶ展示室と高崎紗弥香さん=愛知県一宮市で

『沈黙の海へ』の作品が並ぶ展示室と高崎紗弥香さん=愛知県一宮市で

 山岳の自然を題材にする写真家・高崎紗弥香さん=東京都八王子市=の作品を集めた私設美術館「フォトミュージアム『沈黙の海へ』」が、愛知県一宮市にできた。二〇一六年のデビュー写真集『沈黙の海へ』に掲載された作品をはじめ、近作まで約五十点を常設展示している。
 高崎さんは一九八二年生まれ。二〇一八年に岐阜県美術館(岐阜市)を会場に開かれた公募展「清流の国ぎふ芸術祭」で入賞するなど、近年注目を集める若手写真家の一人。一年のうち半年近くは岐阜県内の山小屋で勤務しており、山を歩いて出合った幻想的な光景にレンズを向けてきた。
 『沈黙の海へ』では日本海側の富山県から太平洋側の静岡県まで、穂高連峰や御嶽山をへて日本アルプスを四十三日かけて縦断。岩肌や雪原をとらえた画面は静謐(せいひつ)で、自然の崇高さをたたえる。高崎さんは「歩き続けて空虚になった感覚と、山の静けさが出合うときが、シャッターを切る瞬間」と話す。
 フォトミュージアムは高崎さんの作品を収集している同市在住の女性が、作品世界を静かに味わってもらおうと今春開いた。高崎さんの作品を扱う静岡県三島市のギャラリー「エクリュの森」がキュレーション(展示企画...

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