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全盲で育児 多くの支援 西田さん 小松でオンライン講演

2021年10月4日 05時00分 (10月4日 10時41分更新)
オンライン講演会で子育てについて語る西田梓さん(画面)=小松市のこまつドームで

オンライン講演会で子育てについて語る西田梓さん(画面)=小松市のこまつドームで

「できることは自分で」

 全盲で子育てに励む西田梓(あずさ)さん(40)=東京都=のオンライン講演会が三日、小松市で開かれた。市民ら約六十人が自宅や視聴会場のこまつドームなどから参加し、視覚障害への理解を深めた。(坂麻有)
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため分散開催している「福祉ふれあいフェスティバル」の一環。市が毎年、共生社会の実現を目指し開いている。西田さんの講演は都内から中継され、公立小松大の山田貴代講師=保健学=が司会を務めた。
 西田さんは先天性の全盲で、全盲の夫と結婚し、現在は小学生の娘を育てながら視覚障害について各地で講演している。「視覚障害にばかり注目されてつらい時期もあった」と話した西田さんは、娘が通っていた施設で初めて障害者としてではなく、一人の母親として扱われたことがうれしかったと明かした。
 育児の様子も映像で見せ、音で子どもの居場所を把握し、手の感覚で料理などの家事をこなす姿を紹介。「できることは自分でやって、できないことは何をどう手伝ってほしいか人に伝えることで、多くの人は助けてくれる」と話した。
 参加者から新型コロナ禍で困ったことを聞かれると、「道を案内してもらう時、腕に触れながら歩くので、少し頼むのをためらうこともある」と答えていた。

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