【楽天】田中将大「初回の入りが全てだったなと」日本復帰後初の完投ながら援護なく7敗目
2021年10月3日 18時59分
◇3日 楽天 0―2 ロッテ(楽天生命パーク宮城)
楽天の先発・田中将大投手(32)は9イニング2失点で完投したが、打線の援護がなく、7敗目を喫した。
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勝ちたい、けれども勝てない。もどかしい思いが田中将を苦しめる。「初回の入りが全てだったなと。全然、自分の思い通りに投げられず、非常に苦しい立ち上がりになってしまった」と振り返った。確かに初回は球が浮いたところをロッテの上位打線に捉えられ、2点を失った。その後の立ち直りは見事で、得点圏に走者を進められても粘った。
7回無死一、二塁のピンチでも、送りバントを試みる打者に対して内角高めに直球を投じ続けて2者連続バント失敗に。日本球界復帰後初となる9回のマウンドも三者凡退とした。
しかし、最後まで援護がなかった。今季9度目のハイ・クオリティースタート(HQS=7イニング以上で自責2点以下)と抜群の安定感を示しているのに、援護がない。開幕から東京五輪前の7月までで援護率(投手が登板している時に打線が挙げた得点で9イニング当たりの数値)が2・52に対して、ここ7試合は援護率2・00。これで援護点のない試合は今季4度目となった。本人にもチームにも、もどかしさだけが募る試合になった。
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