いきなりドラフト候補対決 最速151キロ左腕・関学大の黒原「初回からぶっ飛ばした」【関西学生野球】
2021年10月3日 18時50分
◇3日 関西学生野球秋季リーグ戦第4節・1回戦 関学大1―8関大(ほっともっとフィールド神戸)
今秋ドラフト上位候補の最速151キロ左腕、関学大の黒原拓未投手(4年・智弁和歌山)が先発として今秋初登板し、2イニングを投げ、2安打無失点だった。
立ち上がりにドラフト候補対決が連続で実現した。1死一塁で、3番・野口智哉内野手(4年・鳴門渦潮)、4番・三塁で出場した久保田拓真捕手(4年・津田学園高)から連続三振を奪った。
「気負わずに自分らしく伸び伸びと投げていけたらいいなと思っていました。初回からぶっ飛ばして、気持ち良く投げられました」
調整不足で、8月30日の甲南大とのオープン戦で投げて以来となる実戦登板だった。この日の最速は148キロ。11日のドラフト会議までにある試合は、4日の関大戦のみ。「待つだけなので、ドキドキというか、楽しみではありますね」と笑みを浮かべた。
ネット裏にはプロ11球団のスカウトが集結。中日の中田宗男アマスカウトアドバイザーは「ブランクはあってもストライクは簡単に取れるし、変化球もすっぽ抜けることなく投げられていた。春のように打者を牛耳られる投げ方が体に染み付いているんだろう。力はある。あとはコンディショニングだけ」と高評価をしていた。
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