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【石川】小松中心部にニホンジカ 市民病院や芦城小近く

2021年10月3日 05時00分 (10月3日 10時44分更新)
 二日午前五時四十五分ごろ、石川県小松市の中心部にある市民病院付近で、ニホンジカが出没し、その後も住宅地で目撃情報が相次いだ。その数は、少なくとも四件に上る。市によると、中山間地に生息するニホンジカが市街地に出没するのは、かなり珍しい。
 JR小松駅から南西に約一・七キロの前川沿いの田んぼに、体長約一・二メートルのニホンジカがいるのを通行人が目撃し、一一〇番。その後、向本折町のコンビニや芦城小学校の周辺でも目撃された。市や猟友会、小松署が周囲をパトロールする中、最初の目撃から約二時間後、署員が芦城小付近で見つけたシカを追跡。市民病院隣の末広緑地に移動したことを確認した。市は、住宅地から離れた可能性が高いとみている。
 市農林水産課の担当者は「シカは人を襲わないが、見かけたら刺激しないよう近寄らないでほしい。道路に飛び出す可能性があるのでドライバーは注意が必要」と話した。
 県哺乳類研究会理事の林哲さん(73)=同県白山市=によると、ニホンジカの雄は九〜十一月の繁殖期に、雌やなわばりを求め行動範囲を広げる。「個体が雄なら、川や茂み伝いで市街地に来る可能性が十分ある」と話す。市民病院周辺には南西約四百メートルに前川、北約一・七キロに梯川が流れる。

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