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学術・科学技術で表彰制度 富山第一銀行奨学財団が創設

2021年10月3日 05時00分 (10月3日 11時14分更新)
財団賞の概要を説明する横田格理事長(中)ら=富山市内で

財団賞の概要を説明する横田格理事長(中)ら=富山市内で

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県内対象 研究者を支援

 富山第一銀行奨学財団(富山市)は、学術や科学技術分野での研究をたたえる表彰制度を創設した。若手や中堅の研究者の活動を支援するのが狙いで、特別賞と奨励賞の二つ。毎年募集する。第一回は十一月一日〜来年二月末に応募を受け付ける。 (坂本正範)
 財団によると、「財団賞」の特別賞(賞金五百万円)は顕著な実績を上げた人、奨励賞(同三百万円)は研究への着眼点や取り組み手法に独創性があり、活躍が期待できる人。それぞれ一人表彰する。
 対象は県内の大学や企業などで勤務・研究し、特別賞は四十五歳まで、奨励賞は三十五歳まで。所属する機関・団体の推薦が必要で自薦は不可。推薦できるのは一人だが、規模が大きい富山大は二人の推薦を認める。
 選考委員会は三人で、委員長に遠藤俊郎理事(前富山大学長)、委員に中島恭一氏(前富山国際大学長)と石塚勝氏(前県立大学長)が就いた。選考委と理事会が来年五〜六月に第一回の表彰者を決定する予定で、七月に表彰式を行う。
 賞の新設について財団の横田格(いたる)理事長(富山第一銀行顧問)は「地方を対象にした賞金制度は珍しいのではないか」と語った。金岡純二理事(同行会長)は「富山の地域活性化、科学技術水準の進歩、向上に資する」と強調し、遠藤理事は「富山に新しい文化、学問を広げるきっかけになってほしい」と期待する。
 財団は一九五九(昭和三十四)年、富山相互銀行(富山第一銀行の前身)の初代金岡又左衛門社長の死去に伴う遺族からの弔慰金と銀行からの計一千万円を基に「財団法人富銀育英会」として設立された。県内の学生への奨学金支給や大学の研究活動への助成などを続けている。

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