本文へ移動

辛抱の朝営業 なじみもできた 桑名の居酒屋、解除後も継続

2021年10月1日 16時00分 (10月1日 16時00分更新)
朝営業で焼き魚定食を出す松井龍一さん=9月28日、三重県桑名市で

朝営業で焼き魚定食を出す松井龍一さん=9月28日、三重県桑名市で

 新型コロナウイルス禍に伴う度重なる時短要請と酒類の提供自粛を受け、朝の営業を始めた居酒屋が三重県桑名市にある。JRや近鉄の桑名駅から徒歩五分ほどの「串侍(くしざむらい)」(有楽町)。提供する定食は四種類で、客は多い日でも五人ほど。利益は少ないが、なじみ客もできた。店主の松井龍一さん(33)は「来てくれる人がわずかでもできた以上は期待に応えたい」と、緊急事態宣言が解除された一日以降も朝の営業を続ける。 (諏訪慧)
 「いらっしゃい」。一日午前十時五十分すぎ、常連となった高齢男性客がのれんをくぐった。頼んだのは焼き魚定食(六百円)。午前十一時までの朝営業中に訪れたのはわずか二人だったが、松井さんは「営業を続けてさえいれば、そのうち誰か来てくれる」と前を向く。
 店は、同じ名称で経営していた企業から有償で譲り受け、昨年八月から切り盛りする。通常は定休の日曜を除いて午後五時から深夜まで営業。焼き鳥やとり天など地元産の鶏肉を使った料理が自慢で、四十席ほどの店内は「帰宅途中のサラリーマンらで埋まるはず」だった。
 だが、昨年末からの感染拡大で夜の人通りは激減。今年一月にランチ営業を始めた。それでも、長...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧