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漫画にもじわり「コロナ」 感染の現代史を多様に記録

2021年10月1日 16時00分 (10月7日 10時24分更新)
新型コロナウイルスを題材にした漫画

新型コロナウイルスを題材にした漫画

  • 新型コロナウイルスを題材にした漫画
  • モハンマドレザ・ラフィザデの「物乞い」(京都国際マンガミュージアム提供)
 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が、漫画で描かれる世界にも影響をもたらしている。現実を反映し、おなじみの漫画の登場人物たちがマスクをしていたり、療養生活を送っていたり。未来を見通す作品もあり、多様な表現が生まれている。 (谷口大河)
 今年の春ごろ、国民的なシリーズ漫画の主人公が新型コロナに感染し、注目された。漫画誌「モーニング」連載の『相談役 島耕作』(弘兼憲史作)。単行本第四巻に収録されたエピソードで、検査で陽性と診断された島が、ホテルで療養生活を送る。味覚障害でカレーの味がわからなくなり、急に高熱が出て…。感染で何が起きるのかがリアルに伝わる内容だ。実際の感染者に話を聞き、できるだけ体験に忠実に描いたという。
 「当初は現実を予見的に描いた作品が話題を集めたが、しだいにウイルスの情報を理解できる学習漫画のような内容が増えた」。京都精華大国際マンガ研究センターの伊藤遊特任准教授は、この約一年半の漫画表現の潮流をそう分析する。
 人体の細胞を擬人化してコミカルに表現した人気作『はたらく細胞』(清水茜作)も、その一例。単行本第六巻で、人体と新型コロナウイルスの戦いが描...

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