来季FC東京に内定 明大DF・岡庭愁人 「長友さんのすべて盗みたい」激烈なポジション争い勝ち抜く【大学サッカー】
2021年10月1日 06時00分
◇関東大学サッカー「旬の男たち」
明大の背番号2が4年連続でJ1クラブに加わる。DF岡庭愁人(4年・FC東京U―18)だ。かつては長友佑都(現FC東京)や室屋成(現ハノーバー=ドイツ)も背負ったナンバーを今季継承し、岩武克弥(浦和→現横浜FC)、中村帆高(現FC東京)、常本佳吾(現鹿島)に続いた。
右も左も務めることができるこのサイドバックは抜群の運動量を誇り、攻守両面にわたる対人の強さを武器とする。今季開幕前にFC東京のキャンプに参加し、5月末に加入内定が発表された。
「FC東京に戻りたいとずっと思っていましたし、FC東京以外は正直考えていませんでした」
3人兄弟で、10歳上の長男・弘佳さんも8歳上の次男・和輝さんもサッカーをやっていた。名前の「シュウト」は兄たちが決めたと親から聞いている。次男は日本フットボールリーグ(JFL)時代の沼津(現J3)に所属し、Jリーガーの一歩手前まで行った選手。3兄弟の夢を末っ子がかなえたと言えるだろう。
「(プロになることを兄たちと)約束したわけではないですけど、自分の中では約束を果たせたという思いでした」
FC東京の特別指定選手として、すでにルヴァン杯とJ1リーグで1試合ずつ出場している。6月5日に行われた湘南とのルヴァン杯でデビュー。「爆発的な活躍をしてやろうと思っていたんですけど、そこまでのインパクトは残せませんでした。でも、(出来は)初めてにしては良かったかなと思います」と振り返る。
来季は激烈なポジション争いが待つ。9月に復帰した長友に加え、負傷で長期離脱中の中村帆らが戻ってくる。岡庭のデビュー時よりもサイドバック全体の層が厚くなっていると想定される。
「覚悟を持ってやるだけですし、自信はあります。(ライバルが多く、争いは)熾烈(しれつ)かもしれないですけど、そこで打ち勝てれば、日の丸(日本代表)や世界が見えてきます。長友さんにひたすらついていって、長友さんのサッカー人生のすべてを盗んでいこうと考えています」
FC東京をJ1リーグ優勝に導きたい。「まだJ1で優勝したことがないので、レギュラーになって、自分の大好きなチームが優勝するために貢献したいです」と、クラブの悲願成就を次の目標として立てている。
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