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巨人失速の一因とも…先発ローテは中6日で完投狙いか中5日で100球か 中日の“両輪”に聞いたらほぼ同意見だった

2021年9月30日 10時06分

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中日・大野雄大

中日・大野雄大

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇29日 中日5-0巨人(バンテリンドームナゴヤ)
 巨人の先発・高橋は5イニングを65球。3点は失ったが、捕逸と失策がからんでおり、自責点は1だった。松葉だけでなく、高橋を1勝差で追う柳にも、最高の援護射撃をしたことになる。
 ヤクルト、阪神を追う巨人にとっては、痛恨の連敗。失速の一因とも言われているのがローテーションだ。一般的な6人ではなく、巨人は5人、中5日で回している。28日(火曜日)に121球を投げた戸郷は、10月3日(日曜日)に中4日での先発が濃厚だ。
 僕は「一般的」と書いたが、それは国内の常識であって、世界的には5人ローテが主流だ。大リーグ、韓国、台湾では、スターターに完投能力は求められない。日本でもひと昔前と比べて、明らかにブルペンの比重が増しているのだから、巨人スタイルは「あり」だとは思う。減った1枠を救援陣に回せるからだ。中6日で調子がよければ完投という伝統のローテか、中5日(火曜日の投手だけ中4日)で100球か。もし選べるならどちらかを、竜の両輪に聞いてみた。
 「僕は中5日の方がきついです。回復が追いつかないし、故障のリスクも増しますから。やるのなら準備期間と球数の徹底管理は絶対条件でしょうか」。昨季の10完投は世界最多。大野雄は中6日での完投の方が体の負担は小さいと断言した。
 「(勝負どころでの中5日は)何回かならできますが、何週間も続けるのなら話は別ですね。中6日は十分に時間があるので、負担はかからないです」。セ・リーグ最多の154イニングを投げている柳も、ほぼ同意見だった。世界の少数派である6人制こそが、スターターの故障予防をもたらすという考えだ。
 ちなみに、ダルビッシュ有も、以前からメジャー式の中4日にはリスクがあると警鐘を鳴らしている。ただし、中6日なら130球。そうすればブルペンの負担も今よりは軽くなるはずだ。そして可能かどうかよりも大事なのは、どちらが故障させない方式なのか。勝利と同じくらい、指導者が考え続けねばならないテーマだ。

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