[競馬]“豪腕”ジョッキー郷原洋行さんが死去 76歳 G1級10勝 唯一の芦毛でダービー制覇
2020年2月9日 14時53分
騎手としてG1級10勝などJRA通算1515勝を挙げて昭和から平成初期に活躍。“豪腕”と呼ばれた郷原洋行さんが1月31日に病気のため亡くなっていたことが8日、明らかになった。鹿児島県出身、76歳。葬儀はすでに近親者のみで執り行われた。
郷原さんは1962年3月に中山競馬場の大久保房松厩舎から騎手デビュー。67年にはリュウズキで皐月賞を制し、79勝をマークして関東リーディングに輝いた。その後は加賀武見騎手と毎年のように激しいリーディング争いを繰り広げ、関東では長らく“加賀・郷原時代”が続いた。
77年にはプレストウコウで菊花賞、80年にオペックホースで日本ダービーを勝ち、騎手として牡馬クラシック三冠制覇を達成。さらに名声を高めたのがニッポーテイオーとの名コンビで87年に天皇賞・秋を断然の1番人気に応え、5馬身差の逃げ切り。その圧倒的なスピードを生かし、同年のマイルCS、88年の安田記念も制してG1・3勝を導いた。
そして、89年にはウィナーズサークルで2度目の日本ダービー制覇。平成初のダービー馬は、いまだにただ1頭の芦毛のダービー馬として競馬史に名を残している。また88年からは日本騎手クラブの会長を5年間務めた。
93年の引退後は調教師に転身。2000、01年の中山グランドジャンプを連覇したゴーカイを育てるなどJRA通算104勝をマークした。11年2月、定年まで3年を残して勇退した。
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