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金沢市電子図書館 あすから PC、スマホで気軽に借りて

2021年9月30日 05時00分 (9月30日 10時15分更新)
電子書籍貸し出しの開始を知らせるチラシ=金沢市泉野町の泉野図書館で

電子書籍貸し出しの開始を知らせるチラシ=金沢市泉野町の泉野図書館で

24時間利用可、読み上げ機能も

 金沢市は十月から、電子書籍の貸し出しを始める。来館せずにいつでも利用できることから、新型コロナウイルス感染症の流行による外出自粛や図書館の閉館などを受け、全国的に利用が増加している。同市でも、新たな層の利用増に期待する。 (鈴木里奈)
 一日午前十時にオープンする金沢市電子図書館。二十四時間いつでも利用が可能。文字の拡大や文字色の反転ができ、読み上げ機能も搭載され、視覚障害者や高齢者に優しい仕様となる。
 小説、資格試験の参考書、実用書やガイドブックなど、まずは九百冊から貸し出しを始め、本年度中に約千冊に増やすことを予定している。一冊につき一人だけが借りることができる。一度に一人三冊まで借りることができ、期限は二週間。期間を過ぎると自動で返却されるので、返し忘れる心配もない。
 市の図書館カードを持っている人なら誰でも利用できる。パソコンやスマートフォンで専用サイトにアクセスし、図書館カードのIDとパスワードを入力して利用する。
 二〇一九年六月に施行された「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)の趣旨を踏まえたものだが、コロナ禍で外出を控える人や、仕事が忙しく図書館が開いている時間に来られなかった人にも役立つ。担当者は「なかなか足を運びにくかった人に積極的に利用してもらいたい」と呼び掛ける。返却された本は消毒されているが、電子書籍であれば、本に触るのが怖いという人でも安心して利用できる。
 電子図書館はコロナ禍で利用が急増。県内では、野々市市と輪島市でも導入している。一般社団法人電子出版制作・流通協議会によると、新型コロナ流行前の二〇年一月には、全国で電子図書館を導入している自治体は九十一だったが、今年七月には二百二十九自治体に激増した。

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