増量弁当も仲間入り 穴水ロケット 役場近くで販売再開
2021年9月29日 05時00分 (9月29日 10時43分更新)
穴水町の飲食店と能登ワインでつくる団体「穴水ロケット」は、町役場近くの旧穴水消防署前で弁当の販売を再開した。今までのワンコイン弁当に加えて、具材やご飯のボリュームを増やした弁当も新たに並ぶ。
コロナ禍で外食に出掛けにくい人にも店の味を楽しんでもらおうと同団体は、これまでにも加盟店それぞれが趣向を凝らした和洋中のワンコイン弁当を販売。夏前までのと鉄道穴水駅前で売り好評を得ていた。
今回は、役場庁舎改修工事の現場で働く関係者にも味わってもらおうと場所を移した。毎週平日の正午から三十分間販売。パスタやカレー、マーボー丼などこれまでのワンコイン弁当のほか、しょうが焼き弁当(七百円)、深川飯(六百円)など量を増やした弁当もメニューに加えた。
メニューは日替わりで、新出洋会長は「力仕事の多い工事関係の人にも喜んでもらえるよう工夫をした。場所もメニューも替えて、また新しい人にもたくさん買いに来てもらいたい」と話す。
改修工事に携わる珠洲市蛸島町の田中晋史さん(38)は弁当を購入し「毎日コンビニ弁当ばかりだったので、飲食店の味が食べられるのはとてもありがたい」と笑顔で話した。
弁当の販売は年内続ける予定。新出会長は「心機一転頑張りたい。加盟店の味を知ってもらい、また店に足を運んでもらえれば」と話した。(森本尚平)
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