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画面真っ暗、充電すぐゼロ 端末不具合、教員悲鳴「授業にならない」

2021年9月29日 05時00分 (9月29日 11時36分更新)
不具合が頻発しているアスコンの端末「AT−08」

不具合が頻発しているアスコンの端末「AT−08」

 「電源が入らない」「毎日トラブルの連絡がある」−。情報活用能力の育成などを目指し、本年度に本格化した国の「GIGAスクール構想」。児童に配られた「アスコン製」の端末で不具合が頻発した名古屋市内の教育現場では、早くも混乱が生じている。
 「端末の一割にトラブルが出ると、もう授業にならない」。市立小学校に勤務するベテラン男性教員は怒りをにじませる。使おうとするたびに「電源が入らない」「画面が真っ暗」と児童から次々と声が上がり、対応に追われる。
 同校の児童は約六百人。九月以降の約一カ月でアスコン製で八十回以上の不具合が起きたという。ICT(情報通信技術)に不慣れな教員はトラブルで混乱しやすく、端末の使用を避ける傾向がある。「他社の端末を使う学校との差は広がるばかり」と嘆く。
 別の小学校に通う五年の女子児童も「いつも使いにくくて大変」と話す。九月に使い始めた直後から電源が入らないことが多く、授業中に電源ボタンを押し続けているという。自宅で充電を100%にしても、学校で電源を入れると0%近くまで減っていることも。教室前方に席を移動し、電源につなぐ必要がある。
 名古屋市教委の藤谷浩一学校情報化支援...

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