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「五輪」今さら商標登録、異議あり 無効求め弁理士ら審判請求

2021年9月29日 05時00分 (9月29日 05時01分更新)
五輪マークなどの無断使用をしないよう呼びかける東京五輪・パラリンピックの公式サイト

五輪マークなどの無断使用をしないよう呼びかける東京五輪・パラリンピックの公式サイト

  • 五輪マークなどの無断使用をしないよう呼びかける東京五輪・パラリンピックの公式サイト
  • 丸を三つに減らすデザインに変更した後も組織委が販売中止を求めたTシャツ=東京都内で
  • 柴大介さん
  • 友利昴さん
 国際オリンピック委員会(IOC)が便乗商法を防ぐためとして「五輪」の文字を商標登録したことを巡り、知的財産を専門に扱う弁理士らが今月、登録の無効を求める審判を特許庁に請求した。一体どういうことなのか。 (中山岳)
 「日本人が長年、自由に使ってきた言葉を、IOCが商標登録したのは大きな問題だ」。弁理士の柴(しば)大介さん(67)=東京都=は憤る。
 IOCによる商標登録は二〇一九年二月のこと。理由は、オリンピックの公式スポンサー以外の事業者などがこの言葉を使い、便乗商法するのを防ぐためとされる。
 商標法は原則として「自己の業務に係る商品または役務について使用する商標については、商標登録を受けられる」と定める。自ら開発した商品やサービスで使う場合に、商標登録を認めているのだ。

届け出22分野に 身の上相談も…

 IOCは五輪の商標登録を出願する際、使用する二十二分野の商品やサービスを特許庁に届け出た。例を見ると「菓子」「ビール」「汚水浄化槽」「身の上相談」などが並んでいる。
 ここで疑問がわく。IOCが五輪の名を冠したビールや汚水浄化槽を売り出すのだろうか。柴さんは「IOC自らが日本語の『五輪』...

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