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中日・藤井淳志が現役引退へ 2年連続1軍出場なし…竜一筋16年の40歳が決断

2021年9月29日 05時00分

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地元豊橋で行われた広島戦。11回裏サヨナラ本塁打を放ちガッツポーズで塁を回る藤井=2014年8月5日

地元豊橋で行われた広島戦。11回裏サヨナラ本塁打を放ちガッツポーズで塁を回る藤井=2014年8月5日

 中日・藤井淳志外野手(40)が28日、現役引退を決断した。ウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)へ遠征中のベテランはこの日、仁村2軍監督にユニホームを脱ぐ考えを告げ、球団首脳にも伝えた。プロ16年目の今季は昨季に続いて1軍出場なし。若手積極起用のあおりを受けた。最後のリーグ制覇、2011年を知るV戦士がまた一人、バットを置く。
 どう生きてきて、今後どうするのか。人生のターニングポイントに身を置いた藤井が出した結論は、現役引退だった。
 球団のお膝元・愛知県豊橋市生まれ。地元の県立豊橋東高から、筑波大、NTT西日本をへて2006年に大学生・社会人ドラフト3巡目で入団した。走・攻・守の三拍子そろった即戦力の評価通りで「2番・中堅」で開幕スタメンをゲット。ルーキーの開幕スタメンは1999年の福留孝介以来7年ぶりだった。
 4年目の09年は114試合に出場して規定打席到達目前の438打席に立ち、打率2割9分9厘をマーク。常勝チームにどっぷり漬かった。谷繁、和田、井端、荒木らと同じ時間を過ごしたのはかけがえのない思い出。先輩選手にも物おじせず、かわいがられ、アドバイスを受け、グラウンドに飛び出した。
 竜党の記憶に絶大なインパクトを残したのは地元・豊橋市民球場での2年連続本塁打。14年8月5日の広島戦、自身初のサヨナラ弾をマーク。両手を広げてダイヤモンドを一周した。スタンドの大歓声を受けながら、チームメートにもみくちゃにされた。翌15年はバージョンアップ。34歳の誕生日となった5月20日の同じく広島戦で逆転3点弾を放った。この年、国内FA権を獲得し、残留を決めた。
 仕えた指揮官は落合博満、高木守道、谷繁元信、森繁和、そして与田剛の5監督。あふれるエネルギーを制御しながら野球を勉強した落合政権下、その経験をグラウンドで体現した高木政権時代。頼られ、後輩野手の手本となるプレーを求められた谷繁政権も、ひたすら自主性を重んじられた森政権も全て財産になった。最後の3年間、与田政権下では1軍の出場機会を求め続けた。
 通算634安打、45本塁打、273打点、打率2割6分2厘。ダイナミックなプレースタイルの背番号4が現役生活に幕を下ろす。

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