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中日柳が投手3冠へ再加速「数字のことはいいですよ。勘定しても仕方ない。そんなに甘くないです」目前の試合に全力

2021年9月29日 06時00分

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7回表無死一塁、柳が坂本を三ゴロ併殺に打ち取り、雄たけびを上げる

7回表無死一塁、柳が坂本を三ゴロ併殺に打ち取り、雄たけびを上げる

 中日の柳裕也投手(27)が投手3冠に向け再加速した。28日の巨人戦(バンテリンドームナゴヤ)に先発し、8イニングで114球を投げ、5安打1失点、10奪三振1四球の快投。今季10勝目(5敗)を手に入れた。2桁勝利は2季ぶり2度目。防御率、奪三振、最多勝のタイトルにまた一歩近づき、勝率争いでもトップとは僅差。投手4冠も視野に入ってきた。チームも終盤の本塁打攻勢などで5―2と快勝、連敗を2で止めた。
 すっかりタイトル争いの中心人物だが、そんなことは意に介さない。「数字のことはいいですよ。いろんなことを勘定しても仕方ない。そんなに甘くないです」。ただ目の前の試合に全力を注ぐ。淡々と己を貫いた柳は8イニングを5安打1失点、10奪三振の快投で2年ぶりの2桁勝利に到達した。
 「真っすぐが良かったので、他の変化球も生きたと思う。初回からある程度自分の感覚と球が一致していた」
 対戦打率3割超が6人並ぶ、巨人の柳対策打線もなんのその。序盤から勢いのある直球とチェンジアップのコンビネーションで奪三振ショーを披露し、付け入る隙を与えなかった。初回先頭・吉川からチェンジアップで空振り三振を奪うと、6回までに10奪三振(K)と早々と5月9日の広島戦(バンテリン)以来の2桁Kとした。これで今季通算155奪三振。2年前の自身シーズン最多146を上回った。「2年前は曲がり球しかなかったので、阿波野さんに落ちる球を教えていただいて、その球を自在にコントロールできるようになってピッチングの幅が広がった」とK大幅増の要因を語った。
 1―0の8回に先頭・亀井の二塁打から無死一、三塁のピンチを招くと、併殺の間に同点に追い付かれた。それでも直後に福留の勝ち越し2点本塁打が飛び出すと思わず笑みがこぼれ「本当にすごい選手だなと。そういう選手と野球ができているのは財産だなと」と感謝の言葉を並べた。
 初めて2桁勝利を挙げた2019年は後半戦11試合で2勝5敗。防御率4・74と大きく失速した。「体が動かなくなる、動かないなと感じた」。2年前の経験を生かし、シーズンオフ、キャンプから逆算して体を作ってきた。

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