本文へ移動

石川県内 工夫の運動会 コロナ禍でも 子どもに思い出を   

2021年9月28日 05時00分 (9月28日 10時23分更新)

 〇 軍手で綱引き、事前に歌収録 

  ✕ 大声での応援、騎馬戦、リレー 


 石川県内の小中学校で行われている秋の運動会が、コロナ禍で例年と様変わりしている。感染対策として、大きな声を出しての応援や、子どもが密着する騎馬戦を中止。綱引きで軍手の着用を決めた学校もある。学校行事が相次いで中止になる中、子どもたちの思い出に運動会だけは開催しようと、各校とも工夫を凝らしている。
 金沢市浅野川中で九月十五日にあった運動会では、密集する騎馬戦や棒倒しを中止にした。飛沫(ひまつ)を防ぐため、大きな声で応援することを禁止した代わりに、用意したペットボトルをたたいて、会場の雰囲気を盛り上げた。
 悩んだのがマスクの着用だ。炎天下でマスクを着けて体を動かせば、熱中症のリスクが増す。自主判断に任せたところ、半数近くがマスクを外したという。
 運動会の観戦を認めたのは、三年生の保護者のみで、一世帯一人にした。生徒は昼食を保護者と一緒には食べず、いつも通り教室での黙食にした。
 小松市松陽中は、綱引きに参加したすべての生徒に軍手を着用してもらった。綱の同じ場所を複数の生徒が持ち、感染拡大につながる可能性を否定できないからだ。同市南部中では大縄跳びを中止に。ダンスは例年、生徒が歌いながら踊るが、今年は事前に歌を収録して、それを再生して踊った。
 二十九日に体育祭を開催する内灘町内灘中は、三年生の保護者のみに来場を限定した。一世帯一人で、自分の子どもが出場する種目のみ観戦エリアで見学できるが、そのほかは運動場に隣接したソフトボール場や体育館で密を避けて待機する。
 羽咋市で児童数最多三百六十七人の羽咋小は、十月五日に行う予定。従来の土日開催を平日に変えた上、半日に短縮した。前半は一〜三年、後半は四〜六年生が校庭で競技する。ただ、全児童の一体感を出すため、五、六年生が行う最初の鼓笛隊演奏の時は、一年から四年生も校庭で見学する。
 宝達志水町志雄小は九月十一日に実施した。バトン渡しで混み合うリレーは中止。玉入れは一人七個を場所を動かず投げるだけにした。
 穴水町は保護者のみで行うPTA種目の綱引きなどを中止。志賀町は保護者の参加を遠慮してもらう代わりに、後日ケーブルテレビで視聴できるようにする。

関連キーワード

PR情報