本文へ移動

ドローンで越前がに調査 県などきょうから 資源量把握へ実証実験

2021年9月28日 05時00分 (9月28日 09時43分更新)
越前がに資源調査の実証実験で用いる海中ドローン=敦賀市で

越前がに資源調査の実証実験で用いる海中ドローン=敦賀市で


 越前がに(ズワイガニ)の正確な生息状況把握のため、海中ドローン(自律型無人潜水機)を使った資源調査の実証実験が二十八日から、越前岬(越前町)の沖合で始まる。搭載する高精度カメラで海底近くのカニの個体数や大きさを動画撮影。推定資源量を正確に算出し、カニの適正な漁獲量や保護育成につなげるのが狙い。最先端の取り組みとして注目される。 (栗田啓右)
 実施するのは、県水産試験場や環境コンサルタント企業「いであ」(東京都)。海中ドローンは東京大生産技術研究所が開発した。長さ一・三メートル、高さ七十七センチ、幅七十センチ、重さ二百七十五キロで海中で設定通りに動き、地上からの操作は不要。水深最大二千メートル、最大八時間潜航できる。
 実証実験では、県の漁業調査船「福井丸」を出航させ、越前岬から北西十五キロのメスのカニが多く生息する保護礁で十月一日まで四日間行う。保護礁は禁漁区域のため、網で陸揚げする従来の方式では調査できなかった。海中ドローンにより保護礁を含む正確な生息状況の把握が期待される。
 県によると、カニの漁獲量は減少傾向という。撮影データを基にカニの分布状況や資源量を解析し、実用化を検討していく。県は二十七日、敦賀市の岸壁で海中ドローンを報道機関に公開した。

関連キーワード

おすすめ情報