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中国、節電の大号令 温暖化対策に本腰、電力逼迫

2021年9月28日 05時00分 (9月28日 05時01分更新)
27日、中国東部江蘇省の省都・南京にある石炭火力発電所=AP

27日、中国東部江蘇省の省都・南京にある石炭火力発電所=AP

 【北京=白山泉】中国各地で、地元当局から企業に対して工場の電力使用を大幅に削減するよう求める要請が相次ぎ、各企業が生産縮小などの対応を強いられている。世界的に二酸化炭素(CO2)排出削減の動きが加速する中、中国政府は温暖化対策を強化。以前から石炭不足で電力の逼迫(ひっぱく)が続いていたが、環境対策の目標達成に必死になる政府からの要請が加わり生産活動に影響が出ている。
 江蘇省のある都市では九月中旬以降、地元政府から企業に対し、電力使用量を前年比で二〜三割減らすよう要請があり、生産を減らしたり空調を止めたりするなどして対応している。事業規模や電力使用量などを考慮して選別されているとみられ、対象企業は「全体の二割以上ではないか」(地元経済関係者)という。自社に要請がなくても取引先が対象となればサプライ・チェーン全体に影響が出るため、多くの企業に不安が広がっている。
 背景には中国が全力を挙げる環境対策がある。中国は世界のCO2排出量(二〇一八年、計三百三十五億トン)の約28%を占めており、米国は約15%、日本は約3%となっている。
 習近平(しゅうきんぺい)国家主席は昨年九月、国連総会のオンラ...

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