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世界アマランク1位の中島啓太 高校生のころから強烈に印象的 全英オープンへ「アマのままで」【担当記者の目】

2021年9月26日 22時54分

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グリーン上に仁王立ちして傾斜を読む中島

グリーン上に仁王立ちして傾斜を読む中島

◇26日 男子ゴルフ パナソニックオープン最終日(京都府城陽市・城陽CC)
 首位と1打差の4位でスタートした世界アマチュアランキング1位の中島啓太(21)=日体大3年=が優勝した。この日は5バーディー、1ボギーの68で通算18アンダーとし、永野竜太郎(33)と並んでプレーオフへ。1ホール目で制した。アマ選手がツアーで優勝したのは史上5人目。中島はアマのため、優勝賞金の2000万円は2位の永野が獲得した。
【担当記者の目】 このアマチュアは雰囲気が違う。そう思ったのは2018年9月、埼玉県で行われたアジアパシフィックダイヤモンドカップの練習日に初めて中島を見たときだ。当時、まだ彼は高校生だったが、立ち姿が強烈に印象的だった。1番ティーで帽子を取り、深々とコースに一礼してから第1打を打つ。グリーンではラインに正対し、両足で傾斜を感じる。高く上げて止める寄せの技術は高校生のものではなかった。
 練習後、呼び止めて話を聞いた。毎日どれくらい練習しているのかとか、プロ入りをどう考えているのかとか、さらには彼女はいるのかといった下世話なことまで。見た目はクールだが、彼は一つ一つ丁寧に答えてくれた。「マスターズはもちろんですが、全英オープンに行ってみたいんです。自分には全英が合っていると思うから。それも、アマチュアのままで」と話していた。
 大学生になった中島はちゃめっ気も覚えたようで、プレー以外のシーンでカメラを向けるとポーズを取ってくれることもある。今回の優勝でプロ転向の時期が取り沙汰されるだろうし、プロ入り後をにらんで今春にはいくつかのメーカーのクラブを試していた。スタイリッシュなイケメンだから、プロになったら人気が出るだろう。でも、やはり「(当面は)アマチュアのままで」の意思を曲げないようだ。
 30日に開幕するバンテリン東海クラシック(愛知・三好CC西C)では今大会を欠場した金谷も復帰する。この2人がどう絡むかも楽しみだ。(大西洋和)
▼中島啓太(なかじま・けいた) 2000(平成12)年6月24日生まれ、埼玉県加須市出身の21歳。177センチ、77キロ。東京・代々木高をへて日体大3年。6歳のとき自宅近くの練習場でクラブを初めて握る。18年アジア大会団体・個人2冠。20年日本オープン18位、ダンロップフェニックス8位。松山英樹、金谷拓実に続いて日本人3人目の世界アマランク1位になった。

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