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一緒に酒飲みたい、千羽鶴をささげる 王滝の松原スポーツ公園

2021年9月27日 05時01分 (9月27日 05時03分更新)
御嶽山噴火から7年となるのを前に、慰霊碑を訪れた大脇信治さんの遺族=王滝村の松原スポーツ公園で

御嶽山噴火から7年となるのを前に、慰霊碑を訪れた大脇信治さんの遺族=王滝村の松原スポーツ公園で

  • 御嶽山噴火から7年となるのを前に、慰霊碑を訪れた大脇信治さんの遺族=王滝村の松原スポーツ公園で
  • 王滝村の住民らが作った千羽鶴をささげる代表者=王滝村の松原スポーツ公園で
 慰霊碑がある王滝村の松原スポーツ公園。犠牲となった大脇信治さん=当時(40)=の父正恭さん(84)は、愛知県江南市から妻と娘家族の六人で訪れた。「二人で夜な夜な晩酌するのが何よりの楽しみだった」と語り、信治さんの名前が刻まれた碑に持参したビールをかけた。「これで、また一緒にお酒を楽しんだ気分になれた」
 家族と一列になって碑と向き合い、目を閉じ、手を合わせた。前夜から降り続いた雨は到着前に上がり、碑の向こうには御嶽山の山頂が少しだけ見えた。「今もふと(信治さんを)思い出し、たまらなく悲しくなることがある。もう一度だけ、一緒にお酒を飲みたかった」。募る思いを明かした。
 慰霊に訪れた愛知県内の六十代の無職男性は当日、山頂・剣ケ峰で噴火に遭遇し、小屋に逃げ込んで九死に一生を得た。「たまたま助かったが、亡くなったのは自分だったかもしれない」と今も思う。犠牲者の冥福を祈り「今この瞬間を一生懸命生きることがいかに大切か、頭の片隅に置きながら生活している」と胸の内を語った。
 王滝村商工会女性部は、村民有志三十人で折った千羽鶴を近くのあずまやにささげた。女性部代表の島尻由佳里さん(58)はそっと手を合...

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