【オールカマー】2番人気ウインマリリン重賞3勝目 手塚師はエリザベス女王杯へ「この馬に一番向いている舞台」
2021年9月26日 18時56分
◇26日 オールカマー(G2・中山・芝2200メートル)
「第67回オールカマー」は26日、中山競馬場で行われ、好位を進んだ単勝2番人気のウインマリリンが直線抜け出して重賞3勝目を挙げた。横山武史騎手(22)、手塚貴久調教師(57)はともに同レース初勝利。ウインキートスが2着、グローリーヴェイズが3着、1番人気のレイパパレは4着だった。
ゴール前、力強く抜け出した。2番人気に支持されたウインマリリンが、直線でいったん前が詰まりながらもレイパパレとグローリーヴェイズの間を割って先頭でフィニッシュ。昨年のフローラS、今年3月の日経賞に続く重賞3勝目をマークした。
デビューから一貫してコンビを組んでいる横山武は「直線で引っ張る形になってもったいなかったのですが、勝ち切れたのだからすごいですね。馬の力だけで勝てました。春よりも返し馬の時からリラックスしてレースができました」と同馬の健闘をたたえた。
道中はロザムール、レイパパレの直後3番手を無理なく追走。鞍上は「1枠1番だったので思い通りの競馬ができました」と笑顔でレースを振り返ったが、直線で行き場をなくした時にはヒヤッとしたはず。それでもすぐに進路を作って見事1着に導いた。
手塚師は「前走(天皇賞・春5着)後に右肘の腫れを取る手術をしたが、それからパワーアップしたね。雰囲気とかしぐさとか落ち着きが出てきたのが大きい。きょうは休み明けで馬体重がプラス14キロだったけどすっきり見せていた」と、オークス2着馬の成長に目を細めた。
このあとは11月14日のエリザベス女王杯(G1・阪神・芝2200メートル)へ向かう。「この馬に一番向いている舞台だと思っている。枠順にもよるだろうが、折り合って競馬ができれば。成長した今なら」と手塚師は初のG1タイトル獲得へ大きな期待を寄せていた。
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