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市長室がおもちゃ箱に変貌 掛川で芸術祭の一環

2021年9月26日 05時00分 (9月26日 05時02分更新)
久保田崇市長(右)と話す鈴木一郎太さん。見て楽しめる仮想空間ミュージアムに変貌した市長執務室=掛川市役所で

久保田崇市長(右)と話す鈴木一郎太さん。見て楽しめる仮想空間ミュージアムに変貌した市長執務室=掛川市役所で

 掛川市役所の市長執務室が二十五日、九作家によるアート作品で埋め尽くされ、おもちゃ箱のように見て楽しめる空間に変貌した。地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ2020+1」(十月十六日〜十一月十四日)の一環で、市民が普段入らない場所が仮想空間ミュージアムになる。コロナ禍でデジタル技術を駆使した開催に力を入れ、作品は撮影後に片付けるが、茶エンナーレ期間中、ウェブ公開される。 (中野吉洋)
 八月に市議会本会議場に高さ五メートルの巨大空間アートが出現したが、今回は第二弾。まず目に付くのは、市長の執務席。不用になった縫いぐるみを重ね合わせて出来上がったという「かんがえるカンガルー」が、どっしりと座っている。
 お茶を入れる急須の上部のみを3Dプリンターで複数作り、植木鉢やカップ麺の器、風呂おけなど、大小さまざまな容器にはめ込んで並べた作品もかわいい。棚に入ってゴロゴロと回転する大きな一円玉や、神様が地球を丸ごと消毒液に一晩漬けるという「画期的なコロナ対策!」と題した漫画などもある。
 久保田崇市長は「出勤したら、執務室の様変わりにびっくり。雰囲気が和んでいいかも」とおどけた。設置を監修した茶エンナーレディレクターの鈴木一郎太さん(43)は「初めて会う人も話したら親近感が湧くように、知らない場所が開かれると身近になる。展示だけでなく、そんな楽しみ方も取り入れた」と語った。
 現実データを用いて仮想の3Dデジタル空間をつくり出すマーターポートというシステムを活用。自由な角度から俯瞰(ふかん)的に空間を見ることができる。
 久保田市長と鈴木さんはこの日、掛川城近くの「まちかどラボラトリー」で対談も収録した。

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