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「妙義龍は最高。正代は最低。どっちが大関か分からない」高田川審判長が感嘆【大相撲】

2021年9月25日 20時57分

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妙義龍(手前)は寄り切りで正代を破る

妙義龍(手前)は寄り切りで正代を破る

◇25日 大相撲秋場所14日目(東京・両国国技館)
 踏み込んだ瞬間に、もう前まわしをつかんでいた。正代(29)=時津風=を棒立ちにさせたまま、あっという間に勝負を決めた。この速さ、この低さが妙義龍(境川)の武器。土俵下にいた高田川審判長(元関脇安芸乃島)が「妙義龍は最高の相撲。正代は最低の相撲。どっちが大関か分からない」と感嘆した素晴らしい内容で3敗を死守。負ければ新横綱・照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=の優勝が決まるかもしれない状況で、そうはさせじと34歳が大関をなぎ倒した。
 「相手は大関ですから思い切っていくのは当たり前ですんで。大関戦を組んでくれたことに感謝してやりました」
 千秋楽まで優勝争いに加わっていることに対しても「こうやってけがなく、元気に取れてることに感謝して。当たり前じゃないと思ってやっています」と「感謝」という言葉を繰り返した。
 そんな妙義龍の姿に精神的な成長を感じているのが、埼玉栄高校時代の恩師である山田道紀監督。「同級生の豪栄道が(昨年初場所後に)引退して、先が見えた感じがしてさびしくなったと思う。不安になったと思う。ただ、今はその時期を通り過ぎて(部屋の力士の)トップとして自覚が出てきた。先も長くないかもしれないが、負けるのも怖くない。ベテランの域ですね」と頼もしく見つめる。
 千秋楽の対戦相手は明生(26)=立浪。勝って照ノ富士の結果を待ちたい。とはいっても「(優勝争いは)初めてのことなんで、どうこうあれなんですけど、明日、気分よく場所に入れたら」と気負いはない。
 4年前に高校の同級生だった香奈さんと結婚した。今では2人の男の子を持つパパ。「はよ帰らな、寝てまうかもしんないんで」。報道陣の質問攻めを、ベテランらしい答えで締めた。

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