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ウエスに再生の古着を 穴水の障害者施設 提供訴え

2021年9月25日 05時00分 (9月25日 11時16分更新)
ウエス(写真手前)に作り替えるため、古着をはさみで裁断する利用者ら=穴水町大町のいきいきで

ウエス(写真手前)に作り替えるため、古着をはさみで裁断する利用者ら=穴水町大町のいきいきで

  • ウエス(写真手前)に作り替えるため、古着をはさみで裁断する利用者ら=穴水町大町のいきいきで

綿100%で好評も 在庫減少で

 障害者の就労を支援する穴水町大町のNPO法人「いきいき」は、古着を再活用して機械類を清掃するための雑巾「ウエス」作りに取り組んでいる。二〇〇一年の開所以来続けており、利用者の工賃を賄う収入源の一つ。ただ最近は綿だけでできた古着の在庫が減ってきており、広く寄付を求めている。(森本尚平)
 いきいきでは、利用者が町民などから譲り受けた古着や浴衣をはさみで切り、ウエスに作り替えて販売している。主に町内の自動車整備工場やガソリンスタンドなどで利用され、浴衣で作ったウエスは輪島塗を磨くためにも使われている。
 綿100%のウエスは汚れや水分をよく吸収するため好評。中でも白色のものは汚れが取れたかどうか分かりやすいため、特に需要が高い。しかし最近は寄付が減り、在庫も少なくなっている。同法人の職員は「速乾性が売りの服が増えてきて、綿100%の服自体が減ってきているのも原因かもしれない」と推測する。
 コロナ禍の影響で各地の催しが減り、利用者が作った商品を売る場も今は限られる。安定した収入源を確保するためにも、ウエスの材料となる綿100%の古着の確保が欠かせない。職員の中嶋美晴さん(33)は「衣替えの季節でもあるので、来年着ないなと思った服があればぜひ寄付してほしい」と呼び掛ける。
 綿以外の素材が混じった古着や靴、帽子、食器類、雑貨など不要なものの寄付も受け付けている。同法人では、天気の良い日限定で青空ワゴン市「いきいきボンマルシェ」を開催し、譲り受けた物を安価で販売。畑で自然栽培したナスやピーマン、シシトウなどの野菜も並べている。中嶋さんは「皆さんから頂いた物は利用者たちが無駄にしないよう一生懸命工夫している。協力をお願いできれば」と願った。
 ウエスになる古着は、綿100%であれば色付きや模様付きの服、浴衣でも可。寄付の申し出や問い合わせは、いきいき=電0768(52)4377=へ。

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