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検察、詳細生々しく リコール事件初公判、裁判長期化か

2021年9月25日 05時00分 (11月11日 11時59分更新)
初公判を終えた、リコール活動団体事務局長の田中孝博被告=24日午前、名古屋市中区で(小沢徹撮影)

初公判を終えた、リコール活動団体事務局長の田中孝博被告=24日午前、名古屋市中区で(小沢徹撮影)

  • 初公判を終えた、リコール活動団体事務局長の田中孝博被告=24日午前、名古屋市中区で(小沢徹撮影)
 「民意の偽造」という前例のない事件の裁判が始まった。二十四日に名古屋地裁であった愛知県の大村秀章知事のリコール運動を巡る署名偽造事件の初公判。捜査段階で一貫して黙秘してきた事務局長の田中孝博被告(60)は、この日も自らの主張を口にしなかった。検察側は冒頭陳述で、事件の経緯の一端を明らかにしたが、傍聴に訪れた運動関係者は一様に「真相が知りたい」と願う。田中被告は争う意向とみられ、裁判は長期化の様相を見せる。
 検察側は冒頭陳述で、田中被告が署名偽造を主導したと主張し、経緯や手口を詳しく述べた。
 冒頭陳述によると、田中被告は昨年九月下旬、署名が必要な数に届かないと考え、署名の偽造を企てた。
 スマートフォンで名簿販売業者や料金を調べ、次男の雅人被告(29)に愛知県在住者の名簿の購入を指示。同県稲沢市の名簿を買って内容を確認した上で、昨年十月六日、雅人被告に約八十万人分の名簿を五百三十三万円で購入させた。原資はリコールの会の口座から引き出した八百万円だったという。
 「名簿は極秘でお願いします...

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