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12月の再起戦が決まった田中恒成、井岡一翔に敗れてスタイル変更…今は毎日が「楽しい」【ボクシング】

2021年9月24日 19時49分

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12月11日に再起戦が決まった田中恒成(畑中ジム提供)

12月11日に再起戦が決まった田中恒成(畑中ジム提供)

 ボクシングの元世界3階級制覇王者、田中恒成(26)=畑中=が24日、名古屋市北区の畑中ジムからオンラインで会見し、12月11日に名古屋国際会議場でIBFスーパーフライ級5位の石田匠(29)=井岡=と52・5キロ契約のノンタイトル10回戦を行う発表した。昨年大みそかに井岡一翔(32)=志成=にプロ初黒星を喫して以来の再起戦に、不退転の覚悟で臨む決意を示した。
     ◇
 ベルトを奪えなかったばかりか、築き上げてきたものをほとんど失った昨年の大みそか。あれから9カ月あまりが過ぎ、ついに再起戦が決まった。真価が問われる一戦。田中は「次の試合で終わってもいいと思えるくらいで、試合をやりたい」と言葉に力を込めた。
 井岡戦から浮かび上がったのがガードの甘さ。それまでは多少甘かろうが、圧倒的な攻撃力で勝てた。しかし、井岡は力だけで押し切れなかった。2月に再始動してからはガードを上げることを徹底することから始めた。
 ガードの次は、ディフェンスの距離、さらにはリターン。次々と新たな発見が出てくる。そんな日々を「楽しい」と笑っていた。パワーとスピードで圧倒するスタイルでなく、ボクサーらしい姿への変貌。「ボクシングが分かってきた」と手応えを得ている。
 発奮材料もあった。兄・亮明が東京五輪で銅メダル。人づてに「次はおまえの番だ」という言葉を聞いた。またスパーリングを行った矢吹正道(緑)が寺地拳四朗(BMB)を破り世界王者となった。「絶対王者に勝った。純粋に尊敬します」。胸に響くものがあった。
 相手は世界ランカー。もちろん強い。勝てば、IBFでもランク入りする可能性が高い。「世界チャンピオンを除いて、この階級(スーパーフライ級)で一番の実力、実績のある選手と思っています。10ラウンドの中で必ず仕留めます」。生まれ変わった田中恒成がリングに立つ。

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