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JRA重賞史上3位の単勝高額配当ミライヘノツバサ そのダイヤモンドSで敢然と◎を打った若原隆宏記者が天皇賞で下したジャッジは…

2020年4月30日 14時57分

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ミライヘノツバサ

ミライヘノツバサ

◇第161回天皇賞・春(G1・5月3日・京都・芝3200メートル)

 天皇賞・春のミライヘノツバサをどう扱うかというテーマは、正直なところ悩ましい問題だった。
 ダイヤモンドSでの復活走は、調教VTRで激変を察知。それなりに自信を持って◎を打った。読み違えたのは人気薄の程度。日経賞でシャケトラの2着。それくらいの実績がある馬が、これくらいわかりやすく動いている。ハンデ戦で人気も割れ加減。人気上位ではないにしろ、そこまで穴っぽくもないと思っていて、コラムにもピックアップしなかった。「コラムに書いてあれば買ったのに」という読者がいらっしゃるなら、大変申し訳ないと謝るほかない。
 前走から復調がキャッチできたからこそ、ここを堂々と追いかけることができるという言い方ができる一方、それはさすがに安直に過ぎる気もしていた。
 迷ったら自分のスタンスの一丁目一番地に帰るべし。29日美浦WのVTRを見たら、選ぶべき戦略は明らかだった。文句なしに動いている。
 ダイヤモンドSに際して、この馬に現れていた変化は主に2つ。6歳以降はとにかくズブさが目立つ馬だったのが、鞍上の指示に従順で、うながされてからの反応も素早い。それから腰周りの柔らかさだ。背腰部が柔らかくなったために、トモの振り出しを突っ張らず、後蹄が、前蹄の最もけり下ろされた到達点より蹄2つ分ほど前まで出るようになっている。後突しないか心配になるほどに。この2点が、今回もそがれることなく踏襲されている。
 このうち背腰部の柔らかさはエネルギー効率の向上につながる長所だ。長距離戦のスタミナ勝負であればこそ、生きてくる買いどころだけに、瞬発力勝負になってしまうと分が悪い。
 瞬発力勝負でも引けを取らないフィエールマンも文句なく動いている。対応力含みではこちらから入る方が堅い選択と、当初は考えた。けれど、ミライヘノツバサの前走は、調教に現れていた良化と展開がかみ合ったのであって、決してフロックではない。その争点へ挑む意味において、◎で追いかけることにした。
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