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あの時とオーナー同じ、代打同じ、血統構成同じ…ユーキャンスマイル浜中騎乗で思い出す15年秋の天皇賞

2020年4月29日 20時56分

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坂路で併せたユーキャンスマイル(手前)

坂路で併せたユーキャンスマイル(手前)

「第161回天皇賞・春」(G1・5月3日・京都・芝3200メートル)追い切り

 「第161回天皇賞・春」(G1・5月3日・京都・芝3200メートル)の追い切りが29日、東西トレセンであった。前哨戦の阪神大賞典を制したユーキャンスマイルは栗東坂路で併せ馬。終始馬なりも余裕十分の手応えで、代打騎乗する浜中俊騎手(31)も上々の感触だった。
 初コンビだが、息の合った好アクション。浜中を背に、栗東坂路で追われたユーキャンスマイルは、馬なりで4F54秒8―40秒3―13秒0をマークして、ラヴィンフォール(3歳1勝クラス)と同入。乗りやすい馬だけあって、リズムが乱れることは一切なく、仮に追い出せば、いかにも鋭く伸びそうな手応えで、坂を上り切った。
 「先週ハードにやっていると聞いていたので流す程度でしたが、楽に坂路を上がってきたし、動きは良かったですね。操縦性の高さを確認できました」と初めてまたがった浜中は笑みを浮かべる。見守った友道師も「1週前に長めからしっかりと追っているからね。乗り代わりなので、ジョッキーに感触を確かめてもらいましたが、いい感じだったと思います。1年前(5着)は参加するだけだったが、今の充実ぶりなら」と成長した姿に目を細めた。
 前哨戦の阪神大賞典を快勝。順風満帆に見えたユーキャンスマイルの盾取り物語だが、思わぬアクシデントが起きた。岩田康が落馬して、右腕など複数箇所の骨折を負う大けが。主戦の戦線離脱で、にわかに暗雲が漂ったが、陣営のリカバリーは早かった。
 その日のうちに、友道師と金子オーナーは話し合いをし、浜中を選んだ。「オーナーと意見が一致しました。エンジンの掛かるのが遅い馬なので、(浜中)ジョッキーに合っている」と指名理由を明かす。依頼を受けた鞍上は「身の引き締まる思い。いいエスコートをして、いい結果を出せるように乗りたい」と襟を正した。
 浜中は天皇賞・春は未勝利だが、秋の天皇賞は2015年に一度勝っており、騎乗馬がラブリーデイ。くしくもユーキャンスマイルと同じ金子オーナーで、その時も代打騎乗だった。「ラブリーデイの時はいい結果を出せた。今回も期待に応えたいですね」と力を込めた浜中。ラブリーデイとは父キングカメハメハ、母の父ダンスインザダークと血統構成まで同じ。昨年のダービージョッキーが、大仕事を果たしそうなムードが漂う。
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