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野口啓代 東京五輪スポーツクライミング女子 銅メダリスト

2021年9月24日 16時00分 (9月24日 16時00分更新)
写真・潟沼義樹

写真・潟沼義樹

日本人向き競技 魅力を伝えたい

 日本のスポーツクライミングをけん引してきた野口啓代さん(32)が、自国の大舞台で一線を退いた。この競技が初めて実施された今夏の東京五輪で銅メダルを獲得。国内でほとんど注目されなかった時代から世界と戦ってきた先駆者は、「五輪が私を成長させてくれた」と振り返り、後進を後押しする第二の人生を歩み始めた。 (佐藤航)
 -集大成に位置付けた東京五輪を戦い抜き、二十年の競技人生に終止符を打ちました。今の心境は。
 重圧から解放されたような気持ちと、寂しいなと思う気持ちがあります。五輪が終わってしばらくは、「ここをもっと強くしないと」とか「このトレーニングが足りていないな」とか、そういうことばかり考えてしまって。もう職業病ですね。大会後にウオーミングアップをしている夢も見ました。ふとわれに返って、「もうこんなことを考える必要ないじゃん」と自分に言い聞かせています。
 今も週二回くらいは登っていますが、あくまで自分が楽しむためです。もちろん現役時代も楽しかったですが、それは「強くなって試合で勝つ」という意味の楽しさ。もう強くならないといけないという重圧はないので、純粋に登る...

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