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英断?無謀?法定通貨に ビットコイン@エルサルバドル

2021年9月24日 05時00分 (9月24日 05時01分更新)
首都サンサルバドルで15日、抗議デモの後に炎上するビットコイン対応のATM=ロイター・共同

首都サンサルバドルで15日、抗議デモの後に炎上するビットコイン対応のATM=ロイター・共同

  • 首都サンサルバドルで15日、抗議デモの後に炎上するビットコイン対応のATM=ロイター・共同
  • ビットコインで支払いができることを伝えるエルサルバドルのアイスクリーム店のお知らせ=JICAエルサルバドル事務所提供
  • コーヒー店に置かれた、ドルとビットコインのレートが表示されたタブレット=JICAエルサルバドル事務所提供
  • ナジブ・ブケレ大統領
 中米のエルサルバドルが今月、国公認の通貨として暗号資産(仮想通貨)のビットコインの利用を始めた。世界初の試みで、国が街中にビットコイン用のATM(現金自動預払機)も設置した。だが、仮想通貨は急騰と暴落を繰り返し、不正流出事件も起きている。日常生活での利用に不安が残る中、初日の七日には価値が暴落した。エルサルバドルの決断は先進的な政策か、それとも無謀な賭けなのか。 (古川雅和)
 コロナ禍前の二〇一九年まで首都サンサルバドルの大通りで盛大なパレードが行われていた独立記念日の九月十五日。二百周年にあたる今年は市内中心部の道路がデモ隊で埋まった。
 「エルサルバドルにビットコインはいらない」「独裁にノー」。若者から中高年まで、現地メディアが数千人と報じた参加者は横断幕やプラカードを掲げて大通りを行進。七日から法律で定めた通貨(法定通貨)となったビットコイン用ATMを壊す暴徒も現れた。同国のホセ・シメオン・カニャス中央アメリカ大による八月の調査で、エルサルバドル国民の67・9%が法定通貨化に反対している。
 国際協力機構(JICA)エルサルバドル事務所の小園勝所長(51)と、斎藤達哉企画調査員(3...

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