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照ノ富士まさかの「2敗目」優勝逃せば頭を丸めますか…食べ物の話もクレーム入りショックです【北の富士コラム】

2021年9月24日 05時00分

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2敗目を喫し、土俵下でうつむく照ノ富士(右)。手前は土俵下にいた貴景勝

2敗目を喫し、土俵下でうつむく照ノ富士(右)。手前は土俵下にいた貴景勝

◇23日 大相撲秋場所12日目(両国国技館)
 何だかとんでもない事になりそうです。優勝は間違いなしと見られていた照ノ富士が、まさかの2敗目。それと負け方がいけません。
 明生の当たりを左胸で受けたが、腰がいつもより高い。明生は右から入って、すぐ左も差してズブリと2本差し。照ノ富士にいつもの冷静さが見て取れません。まわしが引けないまま左から強引な小手投げを打った。こんな雑な相撲は先場所から見た事がありません。
 明生は予期していたように、右から下手投げを打ちつつ寄って出る。がぶるように寄られた照ノ富士は完全に棒立ちとなり、残す腰はありません。明生のとどめの寄りに桟敷席まで押し飛ばされました。目を疑うような負け方です。明生は会心の相撲だったでしょう。
 今場所はあまり星は挙がってはいませんでしたが、前に出る力士の怖さを見せつけた一番でした。一方、照ノ富士の優勝の行方は混沌(こんとん)としてきました。
 霧馬山戦あたりから少し勢いが落ちてきたのではないでしょうか。大栄翔戦では一気の押しに敗れ、宇良にはしぶとく粘られた。そして、11日目の高安戦で一気に疲れが出てきたのではあるまいか。どうやら古傷の右膝を気にしていたのが気になるが、何もなければいいのだが。それだけが心配である。
 これで2敗の照ノ富士を3敗の4力士が追う格好になってきたが、今や照ノ富士絶対有利とは言えなくなってきた。照ノ富士は御嶽海と対戦するが、前に出てくる相手だけに何とも言えない。もしも、もし照ノ富士が敗れたら、そして優勝できなかったら、私は腹を切らねばならない。
 展望であれほど自信満々に照ノ富士以外の優勝は考えられないと宣言しているだけに、ただではすまないだろう。もちろん、腹は切ると血が出るのでとてもダメです。指を詰めるのはもう古い。それでは、頭を丸めますか。まさかこんな事になるとは…。相撲は難しい。だから、面白い。待ってください。まだ相撲が終わったわけではない。楽しくやりましょう。
 それから、宇良はもっと「北の富士カレー」を食べるといい。私は本日から食べ物の話はやめようと思います。旭川の弟から面白くないとクレームが付きました。ショックです。それでは失礼。
 (元横綱)
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