【松山弘平コラム】デアリングタクト 63年ぶり無敗の牝馬2冠制覇へ「桁違いの力がある馬に巡り合えて、本当に幸運」

2020年5月22日 10時32分

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  • デアリングタクトと

「第81回オークス」(G1・24日・東京・芝2400メートル)

 さあ、いよいよオークスです。今年は無敗の桜花賞馬デアリングタクトとコンビを組んで出走します。これまで3戦していて、いずれも1番人気ではなかったのですが、今回はおそらく1番人気でしょうね。
 63年ぶりの無敗での牝馬2冠制覇という大記録も懸かっていますし、レースが近づくにつれて、緊張は高まっていくでしょうけど、今は不安よりも楽しみの方が大きいです。
 これまで負け知らず。デビュー前に初めて調教に乗った時は、これほど活躍する馬になるとは正直、思いませんでした。デビュー戦でいい勝ち方をしてくれて、2戦目のエルフィンSも鮮やかな大外一気。ただ、その時点でも、まだ半信半疑の部分があったんです。
 というのも普段乗っていて、飛び抜けた素質というのは感じさせないんですよね。ところがレースでは想像以上の走りをする。桜花賞も直線に向いた時は、前と大きな差があったため、届かないかもと思ったのですが、あそこから差し切るのですから、相当な脚力があります。このような桁違いの力がある馬に巡り合えて、本当に幸運です。
 前走後の調整も順調で、追い切りでの動きは、桜花賞よりも良くなっている手応えがあります。今回のポイントは初めての距離ですが、スムーズに運べれば問題なくこなせる馬だと思います。
 東京の芝2400メートルという舞台は、とにかく折り合いが大事。距離が長いだけでなく、東京コースは直線が長くてタフですから、いかに余力を持って勝負どころまで向かえるか。そこを念頭に置いて騎乗するつもりです。

感動してもらうような競馬を

 今年は自分自身、流れが良く、いい馬にも恵まれて、たくさん勝たせていただいていますし、桜花賞も勝つことができました。ただ、残念なのが、ファンの皆さんと競馬場で喜びを分かち合えないこと。今週も無観客競馬は続きますし、夏の甲子園が中止になったり、まだスポーツ界は自粛ムードにあります。そんな中、こうやって競馬を続けさせてもらえているだけでもありがたいと思っています。
 テレビの前の皆さんに、感動してもらうような競馬をしたいですし、デアリングタクトならそれが可能だと信じています。皆さん、ぜひ応援をよろしくお願いします。(JRA騎手)
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