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旧「淡島ホテル」経営者ら逮捕 破産法違反疑い

2021年9月23日 05時00分 (9月23日 05時03分更新)

 沼津市の会員制リゾートホテル「淡島ホテル」の旧運営会社「株式会社淡島ホテル(現・AWH)」の破産手続きで、債権者らの不利益になるよう財産を処分したとして、県警捜査二課などは二十二日、破産法違反(詐欺破産)の疑いで、ホテルの経営権を持つ「オーロラ」(名古屋市中区)代表取締役の竹原虎太郎容疑者(52)=東京都港区=ら五人を逮捕した。
 ほかに逮捕されたのはAWHの代表取締役、古矢誠一郎(61)=函南町、オーロラ傘下の「あわしまマリンパーク」(沼津市)の代表取締役、伊藤裕(48)=神奈川県横須賀市=の両容疑者ら。
 逮捕容疑では、二〇一九年十月上旬、AWHの破産手続きに関し、ホテルの土地の借地権を同年七月三日以前にさかのぼってあわしまマリンパークに無償で移転し、債権者らの配当が不利になるように財産を処分したとされる。
 土地の借地権を移すことで、ホテルの建物と土地の借地権は異なる会社が所有することになる。債権者が建物を売却する際、土地の借地権が別だと資産価値は下がるため、県警は五人が売却を難しくしようとしたとみている。県警は認否を明らかにしていない。
 淡島ホテルを巡っては、経営が悪化していたホテルの経営権をオーロラが取得。傘下のAWHが経営していたが、AWHは一九年七月に債権者から破産の申し立てを受けた。
 AWHは二〇年一月二十五日に破産。ホテルは現在、オーロラなどから委託を受けた別会社が営業している。AWHの負債総額は四百億円で債権者は二千人に上るとされる。

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