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新王座・矢吹正道の恭子夫人手記 上京…減量苦…全身麻酔の手術…「おめでとう ついに取ったね」【ボクシング】

2021年9月23日 06時00分

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恭子夫人(左)、長女・夢月さん(右奥)の前でベルトを掲げる矢吹正道

恭子夫人(左)、長女・夢月さん(右奥)の前でベルトを掲げる矢吹正道

  • 恭子夫人(左)、長女・夢月さん(右奥)の前でベルトを掲げる矢吹正道
  • 恭子さんが本紙に寄せてく入れた手記
◇22日 ボクシングWBCライトフライ級タイトルマッチ(京都市体育館)
 同級1位で挑戦者の矢吹正道(29)=緑=がチャンピオンの寺地拳四朗(29)=BMB=を10回TKOで破り、世界戦初挑戦で王座を獲得した。寺地は9度目の防衛に失敗した。当初10日に予定されていた試合は、8月末に寺地が新型コロナウイルス陽性判定を受けたため延期されていた。
   ◇   ◇
 矢吹をデビュー前から支えてきたのが恭子夫人(28)だ。2人の子供を育てながら、ともに歩んできた夫人が世界王者となった矢吹への思い、喜びの声などを手記として本紙に寄せた。
   ◇   ◇
 おめでとう ついに取ったね。今までで一番輝いていたよ!!
 ここまで長かった。親元離れてからボクシングに打ち込める環境になるのに時間かかったけど、信じて付いてきてよかった。
 ボクシングに打ち込むため、上京してから今までたくさんの苦労をともにしてきたね。東京の暮らしは正直厳しかったけど、休日になるといろんなところに連れてってくれたり楽しかったのを覚えている。東京ではボクシングが思うようにいかなかったけど、今となってはいい思い出。
 仕事とボクシングの両立で一時は寝ずに働いてジムへ行くときもあったね。いつも家族のために必死に頑張ってくれた。仕事で独立してからは時間と生活に余裕ができて、ボクシングに専念できる環境になったよね。とは言っても現場仕事とジムワークの両立は大変だと思う。
 挫折やけがでつらい時期もあった。挫折したときは、心ない言葉を受けても物おじせず前向きだった。命懸けで闘っている以上、けがは付きもの。粉砕骨折で全身麻酔の手術を受けたときは、手術室へと見送った後、正道君がいないところでゆづ(長女=夢月ちゃん)がすごく不安そうに泣いていた。無事手術が終わって安心したけど、術後のリハビリがまた大変。完治するのも時間かかったよね。
 遠回りしたけど、正道君自身、数多くの努力をしてきた。正道君の努力と世界チャンピオンになる! という強い意志があったからこそここまでこれたと思う。つらい減量に耐えて、厳しい練習を重ねている姿、相手が誰であろうと全身全霊全てを懸けて闘う姿、挫折経験を乗り越えて挑戦し続ける姿を側で見てきたからこそ、正道君の目標達成する瞬間を見ることができて本当にうれしい。
 昔から正道君が一番輝いているのはボクシングをしているときだと思っている。これからもかっこいい姿を見せてね。

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