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世界奪取!矢吹正道の転機は2017年のクリスマス 弟の力石政法と訪れた緑ジムで名トレーナーと運命の出会い【ボクシング】

2021年9月22日 20時12分

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9回、寺地拳四朗(左)に右ストレートを浴びせる矢吹正道

9回、寺地拳四朗(左)に右ストレートを浴びせる矢吹正道

◇22日 ボクシングWBCライトフライ級タイトルマッチ(京都市体育館)
 同級1位で挑戦者の矢吹正道(29)=緑=がチャンピオンの寺地拳四朗(29)=BMB=を10回TKOで破り、世界戦初挑戦で王座を獲得した。寺地は9度目の防衛に失敗した。当初10日に予定されていた試合は、8月末に寺地が新型コロナウイルス陽性判定を受けたため延期されていた。
   ◇   ◇
 2017年のクリスマスが転機だった。矢吹は弟の力石政法を連れて、緑ジムで松尾敏郎会長、加藤博昭トレーナーと膝をつき合わせた。その場で「自分には家族がいます。3年でめどをつけたいんです」と訴えた。
 このとき、矢吹は薬師寺ジムを辞めたばかり。関東や関西の有力ジムからオファーがあり、好条件を提示してきたところもあった。緑ジムは「3年」で結果を出すため、かつて飯田覚士、戸高秀樹と2人の世界王者に携わり、当時は緑ジムを離れていた加藤トレーナーを呼び戻して担当に付けることを約束した。
 経験豊富な加藤トレーナーとコンビを結成し、矢吹は2年半ほどで日本王者になった。「加藤さんがいなかったら、ここ(緑ジム)にいないというのはあります」と言うほど。加藤トレーナーは「僕にとっては大きな2つ(矢吹と力石)のクリスマスプレゼントでした」と目を細める。
 この日の試合でも「セコンドの掛け声とみなさんの応援のおかげと」と、チーフセコンドの加藤トレーナーらのサポートに感謝した。クリスマスの運命の出会いから3年9カ月。2人の思いが結実し、最高の笑顔で喜びを分かち合った。

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